今年度も卒業生の先生方を対象とした令和５年度専門臨床研修会がはじまりました。
第１回専門臨床研修会を7月２日(日）に開催いたしました。
第1回は鍼灸分野で『膝の痛みに対する鍼灸治療－変形性膝関節症の痛みと運動機能の改善を中心としてー』をテーマに、長岡京 季 鍼灸院 院長の宮本 直 先生にご教授いただきました。
臨床の現場でも痛みを訴える患者が多い膝痛は、中年以降の年齢やスポーツを中心としたさまざまな活動を通しても多くみられます。今回は、宮本先生の鍼灸院に来院される患者さんの統計や症例をもとに、その中でも変形性膝関節症にクローズアップしてご講演いただきました。
第１部では、「変形性膝関節症」の発症機序、痛みの原因とそこから関連していく疾患について、また、運動機能への影響などについて講義いただきました。
第2部は、講義の内容ふまえて、膝の痛みと運動機能、全身のアライメントの評価方法を確認しながら、運動機能の改善のための鍼灸治療について、実技指導をいただきました。
受講いただきました卒業生からは「宮本先生の実技をみせてもらい、ためになった」「毎回この専門臨床研修会は学びが多くてとても良い」などの感想をいただきました。
受講者の方々は、技術などについて積極的に質問をされるなど、とても熱心に受講され、有意義な研修会となりました。
次回の専門臨床研修会は鍼灸分野で7月30日（日）に開催します。
テーマは「腰痛への新しいアプローチ」と題し、中川達雄先生に股関節マイクロ牽引法を用いて、実技を交えてご講演いただきます。詳細・お申込みは、研修会ページよりご確認ください。
